〜天〜レッスン1

「天の理」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
私はあえて宇宙の根本的な意志をあらわす場合、もっともわかりやすいと考えこの言葉を使っていますが、まったく同じ意味で使われる言葉として、「ダルマ」、「神の意志」、「仏法」、「善」などというものもあります。
ではこの宇宙の意志、天の理とはいったい何でしょう。日常生活の中で人はよく「道理にかなったこと」あるいは「あの人の言うことは道理にかなっているね」といった表現でこの言葉を使います。つきつめていくとこの天の理とは「ものごとの本来あるべき姿」のことです。この宇宙が生まれ、銀河が生まれ、惑星が生まれ、さらにその上に生命が生まれ、まさしくこの一連の宇宙の姿こそ「天の理」そのものがかたちになったものといえます。
宇宙がわれわれ人間を生みだしたことも、まごうことなくこの天の理に従った正しいこと「善」なのです。そしてこのしくみを学ぶことこそ、人間にとっての最高善、正しい生き方なのです。

〜天〜レッスン2

しかし、現代の人間社会を見てみるとどうでしょう。
人々はお金に狂い、お金のためなら人をだまし、傷つけ、あげくのはてには戦争をしかけ、石油を奪うために人殺しさえいといません。果たしてこれは善でしょうか。悪でしょうか。
言うまでもなく現代とは、天の理に反した悪の価値観に支配された時代といえます。では、この世における正しい生き方、天の理に従った人間のあるべき姿とは、いったい何でしょう。

〜天〜レッスン3

釈迦やアガスティアといった人は悟りをひらき、この神の意思を理解したのち、神に代わってこのことを地上の人に教えました。それゆえ、彼らは「神」として現在も祭られ、その言葉は何千年、何万年も生き続けるという、まさに神の言葉として聖典にまとめられ、今もこの世の善の基準とあがめられています。
これが、釈迦やアガスティアが本物であるというまぎれもない証明です。彼らがもしニセモノであれば、その言葉はすぐに消え去ってしまいます。そして彼らの教えと言葉の通り、生きることこそ、この地上において人間としてもっとも正しい生き方といえます。つまり、彼らの言葉の通りの人生を生きることが、まぎれもなく天の理に従った正しい人生なのです。

〜天〜レッスン4

よく誰もがアガスティアの葉というものを耳にした時、単刀直入な反応として、「果たしてこれは本物なのかニセモノなのか」と言います。しかしここで考えてみると、それ以前にそういうことを言う人間の方が果たして本物なのでしょうか。それともニセモノなのでしょうか。
日々、頭の中には食欲と性欲と物欲と金銭欲のことしか浮かばない、果たしてそんな人間が神を裁こうとすること自体がみじめなことです。そして、こういう人間にお釈迦様は言いました。
肉体を持ってこの世に生きるわずかな時間こそが幻であるのだ。生命とは本来魂であり、それは永遠に息づくモノであると。そしてこの世に肉体を持つわずかな時間、こうした人間的欲望から離れ、「教えを学び解脱せよ」と…。
しかし、当然こういう人とは、お釈迦様の言葉の通りには生きていません。そして、これがほとんどの現代の人の姿なのです。つまり、現代の社会そのものがニセモノということになります。

〜天〜レッスン5

お釈迦様の考え方とは何も彼独特の考え方ではありません。それはお釈迦様以前の太古の文明から脈々と続いている考え方です。
アガスティアの葉には本物、ニセモノはありません。それは宇宙の理が単にかつてこの世界にいた一人の聖者を通し、言葉になったものだからです。本物、ニセモノがあるとすれば、それは取得した人間の方にあるのです。
正しい本当の生き方をしている人間であれば、この葉の通りのことが始まりますし、はずれる人とは本人が宇宙の理、つまり神の意志からはずれているニセモノということです。あなたはどちらでしょう。

〜天〜レッスン6

お釈迦様は菩提樹の下で悟りを開かれた時、この悟りはとても難しく、一般の人間たちをこのレベルにまで引き上げるのは不可能だと感じました。
しかし思い直し、最初は簡単なたとえ（喩え）から説法へとすすみ、瞑想と伝導の実践を教え、そして最後に「授記」という５段階に分けた指導法で弟子たちのレベルアップをはかっていきました。
これを五時八教といいます。
さて、あなたは今、何段階目の人でしょう。
アガスティアの葉も、ブッダの教えとまったく同じ原理によってできています。
はじめの１章から12章までが基本的な人間としての生き方に対するアドバイス、そして13章から15章までがその救済論、さらに16、17章にあって、期間限定のアドバイスと救済、さらにその上には特別室と分類する高レベルの章が存在します。こうした人類本来の地上における生き方、そして指導方法自体が、すでに太古の昔から定番として存在しているのです。

〜天〜レッスン7

あなたは神というものをどういうものだと思っているでしょうか。
日々いい加減な生活をし、聖典一つ読まない、瞑想一つしない、こんな人間が何かを願った時、願いを叶えてくれるのが神だと思っている人があまりに多いことに驚かされます。
おもしろいことですが、この２週間、「わたしの葉が現実とズレているのはどうしてですか」という質問が２件立て続けにきました。これまでこういった質問は全くといっていいほどありませんでしたが、まさにこのヨガレッスンで取り上げている話題に合わせて、こうしたモノがくること自体のタイミングの良さには驚かされます。

〜天〜レッスン8

この2人はいずれも無職の男性でした。人間が努力するとは、二十歳前後で努力して大学に入ったり資格を取る。あるいは今現在、働こうと思えばコンビニエンスストアでもスーパーでも、ガードマンでも清掃員でもファミレスでも、この日本には、健康であり、選ばなければいくらでも職はあります。そんな努力もしないで、日がな一日ブラブラと何もしていない人間がアガスティアの葉を取っても、実現するわけがありません。もしもこういう人が当たってしまったら、神がこの世の堕落と悪事を肯定してしまったことになります。
なんでもこのうち１人は、予言の通りの結婚相手があらわれてもフラれてしまい、残りの１人はいまだアガスティアの予言した相手に出会っていないそうです。その女性は、こんな相手に自分の存在を知られる前に逃げてしまったのでしょう。これは天の意志にかなった、とても正しい結末です。
こうしてアガスティアの葉は悪人をはじき、善人を呼び集めることで何千年という時をいきぬいてきたのです。今も、優れた善人たちがこの伝統を守り続けています。そして、それがあなたなのです。

〜天〜レッスン9

かつて、どうしても自分の運命を私に見て欲しいという人がかなりいて、占星術を使い、私自身でそのうち１２人の人たちを見てあげたことがあります。
そのうちの４人は会社経営者、７人は普通のOL、サラリーマンで、この人たちとは今でも親しく付き合っていますが、それから３年、そのうち１人が最近、当たっていないと文句を言ってきました。そして、その人はやはり無職でした。
当時、この人のホロスコープはあまり良くなく、それはむしろ今後の下降運を示すものでしたが、そういうことを言ったら当人が傷つくと思い、いくらか向いている職業、そして結婚運の高まる時期を示し、「きっと良くなりますよ」と言って努力するようにアドバイスして別れました。

〜天〜レッスン10

それから３年、最近不思議とその人たちからメールや手紙が届き、うち４人が「大変当たっていて助かりました、アドバイスに従って選択したところ、いい結果が出ました。本当にありがとうございました」、そして７人が「言われた通りに努力しています。いい成果が出てきました」と返事をくれました。
しかしそのうちの無職だった１人は、私の占術が当たっていないと言ってきました。「いまだに結婚もできないし、職にもついていない。努力したのに…」ということでした。
この人の努力とはいったい何なのでしょう。
平和で、経済の発展したこの日本において、努力して何の職にもつけないということはまずありません。聞いてみると、どこへ勤めていても、遅刻や間違いを繰り返し、結局職場からはじかれてしまうということです。
また、私は誠意からこの人のホロスコープの中にあるわずかな良い部分を見つけてアドバイスをしてあげました。その誠意にも気づかず無視し、単に自分勝手なことを言っているのです。
誠意をアダで返し、人々からはうとまれ、わずかに相手にしてくれる人がいると、こうしてまた、その善意にツバを吐くのです。要するに、一般の人間のレベルに達していないのです。

〜天〜レッスン11

アガスティアの葉もこれと全く同じ原理でできています。この宇宙を作り、惑星を生みだし、そこに生命を誕生させ、ここまで育んでくれた宇宙の意志は、そこに生きる生命たちの問いかけに常に誠意をもって答えてくれます。
それがどんなに至らない人間であったとしても、見放したりはせずに、「こうすれば良くなる」とその人の持つ良い可能性を言ってくれています。これがアガスティアの葉なのです。そして私も、私のところに来る人たちに、常に同じように誠意を持って接しています。
これまで、３０００人くらいの人の葉の検索を代行してきましたが、だいたい３０％くらいの人が「良く当たっている」と言い、７０％くらいの人が「まあまあ当たっている」といった反響でした。
私が見た１２人もちょうど同じような割合の反応でしたが、この割合は決して偶然ではなく、インドの聖典の中で、「カリユガの時代には３割くらいの善人が残り、悪魔たちによって７割以上の人間が悪に染まる時、いわゆる神が動き始める」といいます。

〜天〜レッスン12

この考え方を現代社会に当てはめてみると、世界が滅び去るべきカリユガの時、善人が全体の３０％を切り、悪人たちが道徳を乱し、自然を破壊し、世界を悪い方向へと導き、それが最後の段階を迎えると、善なる意志がそれを阻止するため、様々な手を我々人間社会に加えてくるということです。
世界を再び善人の手にとり戻そうとして、神の意志はそうした社会を破壊し、悪の法にこり固まった世界を矯正しようとするのです。
それが今起こっている自然災害であり、謎の病気のまん延の原因なのです。そしてこのアガスティアの葉の日本への普及も、そうした善なる意志が、我々人間に対して加えた変革の要求なのです。
私はこれから人を占う時は、細木数子さんではありませんが、ズバリ本当のことを言うことにします。

〜天〜レッスン13

この社会のパターンはちょうど人間の腸の中にそっくりです。健康な人の腸の中には、７割の善玉菌と3割の悪玉菌がいるといわれています。７対３の善悪の割合くらいが、ちょうど3次元のバランスがとれる程度の割合というわけです。
ここにある日、悪いビールスがわずかに侵入してきたとします。すると、極悪ビールスはまず悪玉菌をそそのかし、またたく間に善玉菌を打ち滅ぼし、激痛や下痢などあなたを病気にいざないます。さらには、全てを死に至らしめます。
今の世界がちょうど、こんな状態です。この世界を打ち滅ぼすわずかな極悪ウィルスとはいったい誰でしょう。今後、この世界はかなりきつい劇薬を用いないと治らないところまできています。それは、地震やハリケーン、さらには経済的な混乱といったものです。
果たしてこののち再び善玉菌が復活し、もとの調和のとれた世界に戻るのでしょうか。
アガスティアも、この世の善玉菌であるあなたに、勇気を与える薬の一つです。