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メールマガジン  「ブッタ物語11〜20」

ブッダ物語11

シッダールタには当時帝王学といった実学とともに、一部族を率いる次期皇帝が教養として身につける精神的学問として、ウパニシャッドやマヌ法典、さらにリグ、アタルヴァ、ヤジュル、サーマといった一連のヴェーダ教学がなされました。さらにマハーヴァーラタやラーマーヤーナといったインドに伝統的に伝わる古典なども、当時シッダールタは聞かされたことでしょう。そしてそうした中から彼は優れたエッセンスを読み取り、自己のひらめきを重ね、のちに達成する“悟り”へと向かう糧としていったのです。こうした宇宙を統括する統一的哲学体系の優秀性は、シッダールタの時代はおろか、今もインド以外の国では見い出すことのできないほど優れたものです。のちに彼が説き明かした教えから、様々なことが理解できます。それを少し検証してみましょう。

 

ブッダ物語12

一般的に現代に伝わっているヨーガはいくつもあります。ハタ・ヨガ、ラジャ・ヨガ、ジナーナ・ヨガ、バクティ・ヨガ、カルマ・ヨガ、クンダリーニ・ヨガ、などなど。この中でおもにハタ・ヨガという体を使って幾重にもポーズをとるヨーガが、現在多くのヨガスクールなどで教えられています。もともとインドにあったハタ・ヨガがアメリカのニューヨークへ行き、ホット・ヨガやインテグラル・ヨガといったおしゃれな名前になり、レオタードやタンクトップなどを着て行われ、さらにファッション性も取り入れられたのです。 若き日のシッダールタが行ったヨーガはこういったものではなく、インドに太古から伝わるヴェーダといった宇宙論、そしてメディテーションを中心とした止観法になります。

 

ブッダ物語13

シッダールタが悟りを開き、ブッダとなったのち説いた教えを、我々は現在、小乗と大乗という2段階に分けて理解しています。小乗とは自分の悟りのみを追及する状態で、小さな船に乗る人、大乗とは大きな船に乗り、仏から聴き、自分が悟った真理を多くの人へと広めていける人といわれます。小さな船には自分しか乗ることはできず、大きな船には自分についてくる多くの人々を乗せることができます。ここから小乗、大乗という言葉はきています。 もう少し簡単に言うと、小乗とは生徒のレベルであり、大乗とは霊的教師のレベルということです。仏教では人々を仏法へと教え導ける人を菩薩と呼びます。小乗の人と大乗の人を見分ける最も簡単な方法があります。それはこの考え方を否定する人は小乗だということです。

 

ブッダ物語14

太古から、悟りの階梯は大きく分けると4段階あると語られています。のちにブッダが語った教えも、このいにしえから伝わる伝統的教義に一致したものです。 ブッダ自身も仏典の中で「私の教えはいにしえの如来達が伝えたものと一寸の狂いもなきものである。」と語っています。ブッタ自身の人生をこの4段階の如来の階梯にあてはめてみると、よくわかります。 12歳で世の無常に気づき、深く内なる真我を求め、瞑想を始めたときが第1段階、これを真我に目覚めるという意味で“真我意識の悟り”といいます。

 

ブッダ物語15

そしてこの時からスットダナーの考えによって、バラモンやサモンといった当時のインドのグルジ達に、ヨーガや聖典を教わり始めます。 シッダールタがこれら導師達の指導のもと、瞑想によって第2段階である“止観”を達成したのはいつ頃のことでしょう。 仏典をよく読むと、29歳で城を出て出家したのち、まず彼はアラーダ・カーラーマとウドラカ・ラーマプトラという、当時マガダ国で高名なふたりの導師に弟子入りしています。 このふたりは当時伝統的な瞑想法にのっとって、深遠な禅の境地、つまり“止観”を達成した人として世に認められ、多くの弟子達を指導していました。29歳のシッダールタは一時このふたりの聖仙に弟子入りしますが、その技術をほどなくあっさりと理解し、もう教わることはないと再び旅に出てしまいます。 つまり、すでにシッダールタは宮廷内において霊的導師達の指導のもと、“止観の技術”を体得していたのです。こうしたエピソードをみると、シッダールタは出家時、もう一段上の第3段階の悟りを求めるレベルに、この時すでに到達していたことがわかります。そしてそれはまさしく、“神意識の悟り”なのです。 アラーダとウドラカは単なる瞑想家であって、ブッダとなるべき人物でもメシアでもなかったので、独自に“止観”を達成すると、両者ともそれが悟りの最終段階と勘違いして、小乗の境地で満足していたのでした。 しかし、シッダールタは生まれながらの宿命により、この時すでに、さらにその上に神の悟りがあることに気づいていました。そしてほどなく、このふたりのもとを離れ、さらに旅に出たのです。

 

ブッダ物語16

では、この小乗のゴールである“止観”とはいったい何でしょう。 “止観”の技術を説明する例えは、いにしえからたくさんあります。8世紀に中国に生まれた天台智?(ちぎ)大使の『摩可止観』という本などが有名です。 長期にわたる瞑想の末達成されるこの“止観”とは、ではいったいどのような状態のことをいうのでしょう。簡単にいうと“心の動きが止まった状態”のことです。もう少し詳しくいうと“雑念にとらわれなくなった状態”のことです。この状態に心が安定したことを第2段階“宇宙意識の悟り”といいます。仏教ではこの状態に達した人のことをアラハンといいます。ほかに、サーマディ、ざんまい、グナーナ、グナーナマルガ、スワガラモクシャなど、人や宗派によって様々な言葉で表現されます。

 

ブッダ物語17

ブッダはその教えの中で驚くべきことにさらに、この宇宙意識の状態になる道筋は2種類あると説明しています。ひとつを独覚(ドッカク)、もうひとつを声聞(ショウモン)といいます。独覚というのは呼んで字のごとく、ひとりでにチャクラを開いてこの状態になってしまうことです。例えば、たまたま事故に遭い意識不明になり、自然に死後の世界をかいま見て、再び奇跡的に息を吹き返した人など、そのプロセスの中で自然とチャクラが開いてしまい、この状態になってしまう人がいます。 またスポーツや芸能といったひとつの分野に毎日打ち込む生活を送っている人など、同じ所作を繰り返す集中した毎日の中から自然にチャクラが開き、この状態になってしまう人がいます。いずれの分野であれ、もう疑うことなく自分の道を信じ打ち込んでいる人など、たいていこの宇宙意識の状態になっている人です。こういう人は不思議な魅力や考えられない集中力を発揮したり、常人では考えられない芸術作品をつくったりします。またスポーツ選手であれば考えられない動体視力を使ったりし、まさに超能力を使ったとしか言いようのない成果を上げたりします。野球のイチローや川上哲司、サッカーの中田、空手の大山倍達など、一般的には考えられない力を発揮し、大きな記録を残しています。

 

ブッダ物語18

声聞というのは声を聞くと書きますが、これも呼んで字のごとく、正しい霊的指導者からヨーガや瞑想を学び、チャクラを開くことをいいます。ここで注意すべきことがひとつあります。それは“正しい霊的指導者とはどういう人か”ということです。日本だけでなく、世界的にみても自分が精神的に覚醒した者だと語り、人をたぶらかし、ひどい事件を起こしたり、女性信者にいやらしいことをしたり、妙な行動を集団に強要したり、どう考えてもまともとは思えない人達が、いつの時代もたくさんいます。 正しくそして本物の霊的指導者とは、簡単にいってしまうと“如来”だけです。そして、その教えを正しくこの世界に広めようとしている菩薩ということになります。シッダールタが出家後、最初に教えを求めたアラーダ・カーラーマもウドラカ・ラーマプトラも、単にこの小乗のゴールに辿り着いただけの小さな船に乗っている人であり、その上の教えへと人々を導ける人ではありませんでした。そのため、シッダールタはすぐにふたりから離れウルベラーの森へと向かい、7年間の苦しい修業生活を強いられることになります。

 

ブッダ物語19

シッダールタは宮廷内における努力の末、29歳で出家する前に、すでに瞑想によって自らチャクラを開き、アラハンの状態になっていました。そして彼の霊的教師からその上の悟りがあることを聞かされていました。シッダールタを指導した先生の中に、よほど優れた導師がいたのでしょう。この第3段目のことを“神意識の悟り”と呼びます。この第3段階に達した人のことを如来といい、それは2000年から3000年に一度しかこの世に現れないと、のちにブッダは説明しています。 この如来が現れると人類の心の方向性が決まり、ひとつの文明がこの悟りに向かって動き始めるといいます。ヴェーダの伝承によると、ひとつの文明に3人の如来が現れ、その教えを各自が社会に定着させることに成功すると最後にその世界は次元上昇し、ひとつの宗教、ひとつの神のもとにまとまり、憎しみや戦争のない平和な世界が実現されるといいます。

 

ブッダ物語20

一般に仏典では、シッダールタは20歳になるまでお城の外に出たことがなく、病人も老人も死人も見たことがなかったといわれています。しかし、それはひとつの例え話で、実際には父スットダナーが年老いていく姿も見ていますし、自らも風邪を引いたり下痢をしたりもしますし、母マーヤはシッダールタが生まれるとすぐこの世を去っています。そして宮廷における生活においても多くの教師達に帝王学や実学、さらにはヴェーダやヨーガといった精神世界の哲学体系をも学んでいたシッダールタの出家の理由が、よく仏典でいわれる生老病死に対する素朴な疑問であったということはありません。それは後半、一般の人に対してわかりやすく作られたブッダ出家にまつわるひとつの逸話です。実際のシッダールタは29歳になる前に、軍事においては4軍を統率する元帥として、そして政治においてはシャカ族を統率する王として、そしてヨーガの道においては人類を導く導師としての基本を身につけていました。

 

 
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  第1部  
  ブッタ物語1〜10  
  ブッタ物語11〜20  
  ブッタ物語21〜30  
  ブッタ物語31〜40  
  ブッタ物語41〜49  
  第1部 おさらい  
   
   
     

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